ブックメーカーにおけるキャッシュアウトとは
ブックメーカーには、キャッシュアウトというシステムがあります。
キャッシュアウトという言葉はブックメーカーだけでなく、投資や営業活動などでも使われます。しかし、それぞれの分野において、その意味は若干異なってきます。
そこで今回は、ブックメーカーにおけるキャッシュアウトとはどのようなシステムなのか解説したいと思います。
キャッシュアウトとは
ブックメーカーにおけるキャッシュアウトとは、一言で言えば「ベット確定前にキャンセルできるシステム」のことです。もともとブックメーカーは、一度ベットしてしまうとキャンセルができませんでした。
しかし、キャッシュアウトの登場により、ベットした後でも降りられるようになったため、ブックメーカーの参加者がより柔軟な戦略を使えるようになりました。
つまり、ベット確定前であれば、試合の流れを予測して賭け金や利益の全部、または一部を手元に戻すことができるようになり、リスクを管理が可能となったのです。
キャッシュアウトの活用方法
では、実際ブックメーカーにおいて、キャッシュアウトはどのようなタイミングで使うものなのでしょうか。
利益確定
キャッシュアウトでは、ベット中に利益が確定したタイミングで実施すると、結果を待たずに利益を得ることもできます。例えば、サッカーの試合などで明らかに実力に差があるチーム同士の対戦の際、弱いチームにベットしたとします。
このような場合、試合開始後弱い方のチームが先制点を入れると、オッズが変動しキャッシュアウトの金額も明示されます。もしこの時、自分が賭けた金額よりもキャッシュアウトで支払われる金額の方が高ければ、この瞬間にベットを降りれば利益が確定することとなります。
ですので、試合開始前に、このような展開を予想しておけば、試合終了を待たなくても利益をあげることができるのです。
損切り
ベットの予想が大きく外れ、賭けた金額を取り戻せそうにない場合は、損切りするためにキャッシュアウトを使うこともできます。ダメージを最小限に食い止めるためにも、勝負できないと判断したら即キャッシュアウトすべきでしょう。
ただし、キャッシュアウトには、全ての金額をキャッシュアウトする「全額キャッシュアウト」と、一部の金額をキャッシュアウトする「部分キャッシュアウト」の2種類が選択できます。
試合の流れを読み、どちらかの方法を選択することで、リスク管理を行っていくことになります。
ブックメーカーを投資として行うえうでは、リスク管理が必須といえます。そのためには、キャッシュアウトをうまく活用し、勝負するタイミングと降りるタイミングを適切に見極めていくことが重要です。
ブックメーカーを投資として成立させるために重要なテクニックなので、活用できるようになってください。